説明
1976年に国の伝統的工芸品に指定された博多織。
博多織を代表する「五色献上柄」をあしらった名刺デザインができました。
献上柄とは、仏具の「独鈷(とっこ)」と「華皿」をモチーフとした柄の中間に縞を配した紋様です。江戸時代、筑前藩主の黒田長政によって江戸幕府へ献上されたことからこの名がつきました。
五色とは、森羅万象の基となるものを「木・火・土・金・水」の五つとする古代中国(隋)の「五行説」と色とを結びつけたものです。五色は儒教の「五常」(五つの道徳)に対応しており、紫は徳、青は「仁」、赤は「礼」、紺は「智」、黄は「信」をそれぞれ象徴しています。