和風名刺にぴったりの エンボス紙 おすすめ3選!
今回は、印象に残る名刺を作りたい方に人気の エンボス紙 を、紙自体の色や凹凸感、印刷の仕上がりなどの項目ごとに徹底比較していきたいと思います。
ご紹介するのはこの3種類です▼
サーブル スノーホワイト 190kg
マーメイド 絹 210kg
ニューラグリンS スノー 189kg
【印刷費】片面3,850円/両面4,400円
いずれも印刷費に+550円のラインナップで、お洒落な質感が印象に残る用紙です。
今回は、ざらっとした質感が特徴の用紙を比較する企画です。
エンボス紙のそれぞれの特徴は、前回までの3回をご覧ください。
「実際どうやって選べばいいの?」とお悩み方のご参考になれば幸いです。
目次
エンボス紙とは?
エンボス(emboss)とは、「浮彫にする」という意味の動詞で、凹凸感の強い用紙を総称して「 エンボス紙 」と呼びます。厳密に言えば、紙に模様のついた金属ロールを押し付けて模様を施した用紙のことです。
今回ご紹介する「サーブル」「マーメイド」「ニューラグリンS」の3種類は、金属ではなく特殊なフェルトを押し付けて加工した「フェルトマーク紙」ですが、凹凸感がある紙ということで エンボス紙 の一種として取り扱われることもあります。
葉書のような、肌合いがプレーンな用紙と比べるとテクスチャー感が強く、パッと見て印象に残る名刺に仕上げることができます。
エンボス紙 を選ぶメリット
会社やサービスの顔となる名刺。「もっと印象に残るものにしたい」「イメージに沿った名刺にしたい」といった方も多いはずです。
そのためにはデザインをこだわることも大切ですが、用紙の選び方も実はとても重要です。
①手触りのインパクト
華やかなカラーの用紙や、模様が漉き込まれた紙、ラメ加工が施された紙など、インパクトの強い紙は様々ですが…… エンボス紙 は見た目だけでなく、指に触れたときの存在感が抜群です!
視覚と触覚に訴えかけることで記憶に残る名刺にすることができます。
②和の趣を演出するのに最適
エンボス紙 のざらっとしたテクスチャー感は、和紙のようなあたたかい雰囲気を生んでいます。インク面に掠れやムラが発生しやすい用紙でありますが、和風の筆文字や水墨風の意匠によくマッチします。
和のデザインをより活かしたいときにおすすめの用紙です。
エンボス紙 を選ぶときの注意点
POINT1:作りたいイメージを確立させる
エンボス紙 の魅力は、同じデザインでも雰囲気をがらりと変えること。一癖ある用紙が多いので、見せたいイメージに沿って用紙を選ぶ必要があります。
洗練された印象にしたい、あたたかい印象にしたいなど、状況やブランディングに合わせて用紙を選んでいくと良いでしょう。それぞれの印象やおすすめの業種を参考までに解説してはいますが、悩んだときは、いちばん惹かれる用紙を選ぶのも素敵な出会いになるはずです。
POINT2:デザインへの影響を考慮する
デザインが決まっている場合は、写真・精細なイラストや細い文字があるか、ベタ塗り(インク)の部分は多いかをチェックしましょう。
凸凹感が強い エンボス紙 は、カスレや色ムラを避けて通れません。「比較的」きれいに印刷できる用紙もありますが、デザインが繊細であればあるほど印刷での再現は困難です。
インク面をきれいに、鮮やかに印刷したい方は、エンボス系のなかでも比較的きれいに印刷できる用紙や、スノーブルやヴァンヌーボVなど、他の用紙を選択肢に入れてみるのがベターです。
インク部分を敢えて淡い色にして水彩風の表現を狙ってみたり、筆文字と併せてカスレを「味」と捉えてみたり、紙本来の凸凹感を活かすのも素敵ですね。
デザインが不安な方はオペレーターにお気軽にお問い合わせください。
おすすめ エンボス紙 3選-それぞれの独自評価は?
スタッフ独自評価
凹凸感といってもそれぞれニュアンスの違いがあります。それぞれの簡単な解説とスタッフの独自評価はこちらです。
白さで選ぶなら「サーブル」「ニューラグリンS」
3種類の中で真っ白な紙は「サーブル スノーホワイト」と「ニューラグリンS スノー」です。
一般的に、白色度の高い用紙の色名には「スノー」とついているものが多いので、白い紙をお探しの方はぜひ「スノー」を探してみてください。
写真ではわかりにくいですが、「マーメイド」は「絹」という少しだけ黄みがかった色の用紙です。マーメイドのやわらかい雰囲気とマッチしたカラーなので、あたたかい雰囲気の名刺を作りたい方には特におすすめです。
ベタ適性で選ぶなら「ニューラグリンS」
エンボス紙の最大の特徴は凹凸感。魅力であると同時に、色ムラや白抜け、カスレが発生しやすいというデメリットもあります。
その中でも「ニューラグリンS」はインクを吸収しやすい用紙のため、比較的発色がよく、色ムラも少ないです。ざらざらとした質感と、発色やベタ部分の再現度のバランスが保たれている用紙です。
ただし、ニューラグリンSを単体で評価した場合、ベタ印刷に優れている用紙とは言いづらいのが正直なところ。繊細なデザインを細部まで再現したい方は、残念ながらエンボス紙は避けたほうが良さそうです。
厚み・耐久性で選ぶなら「サーブル」「マーメイド」
いずれも0.3mm以上の厚手な用紙ですが、耐久性といった面でおすすめなのは「マーメイド」と「サーブル」です。
「マーメイド」絹は、紙の劣化の一要因である薬品を使用することなく、良質なパルプによってつくられているため長期保存に適している紙です。凹凸感があるため、数値上の紙厚よりも厚手の印象を受けます。
「サーブル」は、マーメイドよりさらにしっかりとしたコシを感じる用紙です。当社でお取り扱い中の規格では、横型の名刺サイズにカットした際、横に長い目が出ます。この目の方向によって、横方向へ硬い名刺に仕上がります。
どちらも保存に適した用紙ですので、ショップカードにもおすすめしております。
選べない方には…お得な「3種のお試しエンボス紙セット」
どうしても選べない方へ、同じエンボス系の用紙との違いを楽しめる、エンボス紙セットもご用意しております。通常のご注文であれば【印刷料金+500円】の価格設定ですが、こちらのセットでは【通常料金のみ】でエンボス紙をお選びいただけます。
「 サーブル 」「 マーメイド 」「 ニューラグリンS 」を20部ずつ、計60部と量は少なくなってしまいますが、実際のデザインで少数部数ずつお試ししたい方にぴったりのプランです。
ご注文方法は、注文フォームの■用紙オプションから、【おすすめセット エンボス紙】をお選びください。
細かい違いを比べながら、イメージに合った用紙を探してみてくださいね。
▲このアイコンが目印です!
まとめ: エンボス紙 の選び方
エンボス紙は独特の凹凸感が特徴の用紙で、視覚と触覚に訴えかける印象的な名刺を作ることができます。また、和風のデザインや温かみのある印象を出したい場合に特に適しています。本記事で紹介した3種類のエンボス紙の特徴は以下の通りです。
- サーブル:ザラっとした砂目模様が特徴。白さが際立つ色合いで、ベタ部分は色抜けします。
- マーメイド:さざ波をイメージした柔らかい凹凸感が特徴。色合いもあたたかい「絹」色です。ベタには色ムラが発生します。
- ニューラグリンS:細やかで丸みのある凹凸感が特徴。比較的インクの乗りがよく、高級感のある仕上がりに。
エンボス紙を選ぶ際は、作りたいイメージやデザインへの影響を考慮することが重要です。細かいデザインや写真の再現には不向きな面もあるため、用途に応じて適切な選択が必要です。
実際に手に取ってみるとそれぞれの紙の特徴がわかりやすいので、ぜひ触って確かめてみてください。
料金表・注文
【料金表】
用紙 | 片面印刷 | 両面印刷 |
---|---|---|
サーブル | 3,850円 | 4,400円 |
マーメイド | 3,850円 | 4,400円 |
ニューラグリンS | 3,850円 | 4,400円 |
【料金表・お試し用紙セット】
セット | 組み合わせ内容 | 片面印刷 | 両面印刷 |
---|---|---|---|
エンボス紙セット | サーブル スノーホワイト, マーメイド 絹, ニューラグリンS スノー | 3,300円 | 3,850円 |
【納期】
詳しい納期については「納品の流れ・納期について」をご覧ください。
通常納期 | (入金あるいはデータ確定より)3営業日後の発送 |
特急納期 | (入金あるいはデータ確定より)翌日発送 ※追加料金が発生します。 |
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