やわらかい手触りと厚くて軽い質感が特徴の「 ハーフエア 」

ハーフエアのサンプル

今回ご紹介する「 ハーフエア 」コットン180kgは、和風の自然な手触りで、空気を含んだような質感の用紙です。

活版印刷などにも使用されているかさ高な用紙ですが、手に取るとふわっとした軽さを感じます。

厚さ:0.42mm
白さ:★★
質感:★★★★
ベタ適正:★★ ムラになります

【印刷費】片面4,400円/両面4,950円

スタッフK

和紙・和柄名刺印刷で選べる用紙は20種類以上!
スタッフが用紙について詳しく紹介していく投稿シリーズです。
個人的な見解もお話ししますので、用紙選びの一助になれば幸いです。

ふんわりと嵩高な和風用紙

ハーフエア は表面の質感や手触りがやさしい用紙です。また、厚さのわりに密度が低くふんわりした軽さがあるのも特徴です。

「コットン」は最も白に近い色味ですが、真っ白な用紙に比べると生成りのような色合いです。このナチュラルな色が表面の質感を一層引き立てます。

表面がやわらかいためインクが沈みやすく、ベタ部分には色ムラが発生することもあります。コントラストを抑えた、落ち着いたデザインにおすすめの用紙です。

ハーフエアのサンプル

▲ややざらりとした表面。平滑度は低いため、色ムラが発生したりぼやけて見えたりします。

▲裏面のほうがすこし平らです。

空気を含んだような軽さ

「 ハーフエア 」は、その名前の通り、半分空気を含んだかのような軽やかな質感の用紙です。
紙厚は0.42㎜と、当社のラインナップのなかでは一番の厚さですが、連量(一定の規格あたりの重さ)は180kgと軽めなのが特徴。

連量とは、ある規定の寸法に仕上げられた紙1,000枚=1連あたりの重量のことで、kgで表記します。一般的に四六判という寸法に合わせることが多いです。つまり、紙の種類が違えば、厚さは連量に必ずしも比例するわけではないのです。

たとえば、新・星物語はハーフエアと同じ連量180kgですが、厚さは0.25㎜。ハーフエアの0.42㎜とは大きく差がありますよね。

ハーフエア は中の密度が小さいため、表面だけでなく紙自体も柔らかくソフトな手触りです。厚い用紙ではありますが、スノーブルのようにいわゆる「厚紙らしい」用紙ではないので分厚くて頑丈な紙がいい方はご注意ください。

自然な表情が魅力的

ハーフエア はラフな肌合いの用紙ですが、エンボス紙のような目立った凹凸感ではなくふわっとした質感です。毛羽立ったような表面の手触りが和紙のようで魅力的です。独特な肌合いを作るため、繊維や黒い粒子が多少含まれています。

表面の質感だけでなく、ほんのり黄みがかった地の色と落ち着いた発色が印刷物全体に統一感を生みます。この用紙の雰囲気を活かすために、コントラストを抑えたデザインをおすすめしています。

アラベール、ハーフエア、新バフンの比較

▲真っ白な用紙(アラベール-FS スノーホワイト)に比べるとハーフエアはやや黄みがかって見えます。

選び方のポイント

ハーフエア の白さ、表面の質感、ベタ適正の評価はこちらです。
※あくまでも当店スタッフの見解ですので参考程度になさってください。

「 ハーフエア 」独自評価

紙厚:0.42mm
数値では1番厚い紙ですが、硬さはなくやわらかい用紙です。

白さ:★★
うっすらと黄みがかったナチュラルなカラーです。

質感:★★★★
ラフな肌合いですが、凹凸感は強すぎない用紙です。

ベタ適正:★★
色が沈みやすく、色ムラが発生することがあります。

「 ハーフエア 」はどんなときにおすすめ?

  • 落ち着いた色合いのデザイン
  • やわらかい印象にしたい:布を連想させる「博多織シリーズ」など
  • 紙のぬくもりを活かしたい
  • 「やわらかい」「温かみがある」「安心」といったキーワードを大切にしたい

逆に、こんなときにはほかの用紙を検討してみてください。

  • ベタを鮮やかに印刷したい
  • 厚くて硬い用紙がいい

おすすめの業種

弁護士、士業、高級飲食店

「 ハーフエア 」似たような紙は?

黄みがかったナチュラルな色合いで選ぶなら同価格帯の「新・北斎」「新バフン紙N きぬ」などもおすすめです。

厚物には「スノーブル」や「マーメイド」という用紙がありますが、どちらも硬めの用紙ですので近い紙厚でも雰囲気はぐっと変わります。

スタッフK

用紙の種類に迷った場合はお気軽にご相談ください。 オペレーターがお客様の状況を丁寧にヒアリングし、ぴったりの用紙を提案させていただきます。

まとめ

ハーフエアは、その名の通り空気を含んだような軽やかさが特徴の和風用紙です。表面はラフな肌合いで、和紙のような質感を持ち、ほんのり黄みがかった自然な色合いが印刷物に温かみを与えます。

手にとったときには「意外と軽い!」という衝撃も。一見大きな特徴は見えないようですが、指ざわりが独特で、触れた際に普通の紙との違いがわかる用紙です。ぜひサンプルでご確認ください。

料金表・注文

【料金表】

用紙片面印刷両面印刷
ハーフエア4,400円4,950円
100枚あたり

【納期】
詳しい納期については「納品の流れ・納期について」をご覧ください。

通常納期(入金あるいはデータ確定より)3営業日後の発送
特急納期(入金あるいはデータ確定より)翌日発送 ※追加料金が発生します。

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