和紙は環境に優しいサステナブルな素材!SDGsの視点から見た和紙名刺の可能性
【和風名刺のつくりかた】第25弾のテーマは、和紙のサステナビリティについてです。
和紙名刺というと、 日本の文化や美意識を体現する和風の高級名刺という印象が強いですが、サステナブルな素材を使った名刺という魅力もあります。今回の記事では、和紙のサステナビリティについて詳しく解説し、サステナブルな素材である和紙を使うメリットをご紹介します。

この記事は、次のような方におすすめです。
- 和紙という素材について詳しく知りたい方
- サステナブルな素材を使った名刺に興味のある方
前回は、3回に渡って和紙名刺の失敗事例について解説しました。今回の記事では、サステナブルな素材としての和紙に注目して詳しく解説します。
- 1. 和紙というサステナブルな選択
- 1.1. 再生可能な植物が原料
- 1.2. 強靭で耐久性が高い
- 1.3. 環境に優しい製法
- 1.4. 「漉き返し」というリサイクル技術
- 1.5. 生分解性が高く自然に還る
- 2. サステナブルな素材として和紙を選択する
- 2.1. SDGsが掲げる17の目標
- 2.1.1. SDGs17の目標
- 2.2. 和紙を採用することでSDGsの目標達成に
- 3. 企業が和紙名刺を採用するメリット
- 3.1. SDGsに取り組む企業であること可視化できる
- 3.2. 環境に配慮した企業としてイメージを向上できる
- 3.3. 簡単にサステナブルな活動を始められる
- 3.4. 他社との差別化を図れる
- 4. サステナブルな素材である和紙を使った名刺を企業の強みに
目次
和紙というサステナブルな選択



みなさんは「和紙」と聞くと、どのようなアイテムを抱きますか?
書道用紙や、和紙を使った工芸品、障子や行灯、茶道の懐紙など、繊細で上品な和のアイテムを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
確かに和紙は、独特の風合いや色合いが美しく、日本の伝統文化や美意識が感じられる素材です。繊細さや上品さを感じさせる素材でもあり、高級感のあるアイテムにもよく使われています。
一方で、和紙がサステナブルな素材であることは、あまり知られていないかもしれません。和紙のサステナビリティについて詳しく解説します。
再生可能な植物が原料
和紙の主な原料は、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)という植物の、靭皮(じんぴ)と呼ばれる外皮の下にある柔らかな内皮の繊維です。どれも成長の早い植物で、楮は植え付けから約1年、三椏と雁皮も植え付けから約3年で収穫できます。さらに、収穫後も根が残ってそこから再生するため、株の寿命がくるまでの20~30年の間、毎年収獲し続けられます。西洋紙の原料も針葉樹や広葉樹の樹木ですが、主に幹を細かく砕いた木材パルプを原料としているため、原料を得るためには樹木を伐採する必要があります。
和紙の原料となる植物は、短期間で成長し毎年繰り返し収穫できるので、森林破壊に繋がりにくいのです。
強靭で耐久性が高い
和紙は、太くて長い植物繊維が複雑に絡み合って作られています。強靭な繊維がしっかり絡み合っているため破れにくく、繊細な紙という印象に反して西洋紙よりも強く丈夫です。湿気やカビにも強く、1000年以上の保存に耐えるほど高い耐久性を持つと言われています。
環境に優しい製法
和紙の製造工程は、西洋紙の製造工程に比べると環境負担が少ないのも特徴です。伝統的な和紙の製造過程では草木灰、石灰、植物由来の糊などが使われており、漂白剤などの化学薬品はほとんど使用されません。漂白や化学処理などの工程が多い西洋紙と比べ、和紙の製造では排水による環境汚染を最小限に抑えられます。
「漉き返し」というリサイクル技術
和紙が貴重な資源であった平安時代の頃より、不要になった和紙を細かく千切って再び水に溶かし、新しい紙として漉き直す「漉き返し」という技術が使われてきました。現代でも、伝統的な「漉き返し」の技術をベースに、製造工程で余った和紙や不要になった和紙を原料として再利用する試みが実施されています。また、一般の古紙回収でも、繊維の長い和紙は西洋紙よりも少ないエネルギーでリサイクル可能であり、環境への負担を低減できます。
生分解性が高く自然に還る
和紙はほぼ100%天然繊維でできているため、埋めれば土に還ります。土の中の微生物によって分解され、わずか数週間で土に還る生分解スピードが早い素材です。役目を終えた和紙は土壌改良材として、野菜の栽培などにも活用されています。
サステナブルな素材として和紙を選択する




和紙は環境に優しいサステナブルな素材だということが分かりました。当社はSDGsに積極的に取り組んでいるのですが、名刺用紙に和紙を採用することを検討しています。

和紙を使った名刺やショップカードは、日本の伝統文化に関する企業や飲食店に多く選ばれています。
一方で、一般の企業でも、SDGsへの取り組みの一環として和紙名刺を選択するのも、効果的なPRになります。
SDGsが掲げる17の目標
SDGsとは「 Sustainable Development Goals」の略称で、日本語では「持続可能な開発目標」です。2015年9月の国連総会で採択された持続可能な開発のための17の国際目標で、さらに169の達成基準と232の指標が決められています。17の目標をご紹介します。
SDGs17の目標
目標1.貧困をなくそう
目標2.飢餓をゼロに
目標3.すべての人に健康と福祉を
目標4.質の高い教育をみんなに
目標5.ジェンダー平等を実現しよう
目標6.安全な水とトイレを世界中に
目標7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
目標8.働きがいも経済成長も
目標9.産業と技術革新の基盤をつくろう
目標10.人や国の不平等をなくそう
目標11.住み続けられるまちづくりを
目標12.つくる責任つかう責任
目標13.気候変動に具体的な対策を
目標14.海の豊かさを守ろう
目標15.陸の豊かさも守ろう
目標16.平和と公正をすべての人に
目標17.パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs17の目標の達成に向けて、世界中の多くの企業が環境に優しい素材の採用、廃棄物の削減、働き方の改革などに取り組んでいます。
和紙を採用することでSDGsの目標達成に
和紙名刺の採用は、SDGsが掲げる17の目標の複数に該当する活動です。例えば、和紙の原料や生産工程による環境負荷への低さは目標12、13、14、15の達成に、伝統的な越前和紙などの使用は地域の産業を守ることに繋がり、目標8や11に貢献します。
企業が和紙名刺を採用するメリット



企業が和紙名刺を採用することで、以下のメリットが得られます。
SDGsに取り組む企業であること可視化できる
和紙名刺を通じて、SDGsに積極的に取り組んでいるという企業の姿勢を、取引先企業や顧客に直接的に伝えることが可能です。
環境に配慮した企業としてイメージを向上できる
名刺は企業の第一印象を大きく左右します。和紙を名刺用紙に採用することで環境に配慮した企業と認識され、企業としてのイメージを向上できます。
簡単にサステナブルな活動を始められる
他社との差別化を図れる
和紙名刺を選ぶ企業は多くないため、一般的な名刺の他企業との差別化が図れます。和紙名刺で初対面の時に強い印象を抱いてもらえれば、企業名や名前を憶えてもらいやすくなり、会話のきっかけも作れるでしょう。
サステナブルな素材である和紙を使った名刺を企業の強みに



和の伝統文化の印象が強い和紙を、サステナブルな素材という視点から解説いたしました。
SDGsへの関心が高まる中、SDGsへの積極的な取り組みを企業理念や経営戦略に掲げる企業が増えてきています。サステナブルな素材として和紙に注目し、企業名刺の用紙として採用することは、SDGsへの取り組みをアピールしたい企業に大きなメリットを与えます。
和紙を使った名刺やショップカードにご興味のある方は、ぜひ和紙名刺・和柄名刺の専門店「博多広告社」にご相談ください。和紙を使った名刺は、伝統的な和柄や毛筆書体のデザインだけでなく、シンプルでモダンな名刺デザインにもよく似合います。和紙名刺作成の経験が豊富なスタッフが、用紙選びはもちろん、和紙に似合うデザインのご提案まで、しっかりサポートいたします。
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