和テイストの名刺でブランド力をアップ!和紙名刺がおすすめな業種とは?
【和風名刺のつくりかた】第5弾のテーマは、和紙名刺がおすすめな業種です。
和紙を使った名刺には、和紙特有の見た目の美しさや手触りの良さから、西洋紙では得られない特別感があります。和紙名刺はどんな企業におすすめなのでしょうか?
今回の記事では、和紙名刺から得られる企業イメージを考え、和紙名刺を使っていただきたい業種をご紹介します。和紙名刺を作ってみようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事は、次のような方におすすめです。
・こだわりの名刺でブランド力を上げたい方
・会社や店舗のイメージに合った名刺を作りたい方
・自分のビジネスに和紙名刺があっているか知りたい方
前回は、和紙名刺を採用するメリットとデメリットをご紹介しました。和紙名刺のメリットとデメリットを比較したい方は、こちらの記事をご参照ください。
目次
1.和紙名刺から得られる企業イメージとは?

受け取った人の印象に残りやすい和風名刺・和紙名刺
ビジネスの場で初対面の人と名刺を交換する時に、美しい和紙を使った名刺を渡されたら…。日本の美意識が感じられる和紙名刺は、受け取った相手に強い印象を残してくれます。
和紙名刺から得られる企業イメージとは、一体どのようなものなのでしょうか?
和のイメージ
和紙は平安時代の絵巻物から、室町時代の水墨画や襖屏風、江戸時代の浮世絵などの和美術には欠かせない存在でした。現在でも、和紙は障子、襖、提灯、扇子、紙幣などに使われており、日本人の暮らしに欠かせない素材です。また、和紙名刺は筆文字のフォントや吉祥文様など、和風のデザインがよく似合います。
日本の文化や美意識を体現する和紙を使った名刺には、和のイメージが強く表れます。
高級・高品質であるイメージ
和紙は柔らかく温かみのある質感、繊維がうっすらと見える繊細な美しさ、複雑で味わいのある色合いなど、大量生産の西洋紙にはない質の高さと高級感が感じられます。和紙名刺を採用している企業は、品質が高く高級な製品やサービスを提供しているビジネスという印象付けがしやすいです。
環境に優しいイメージ
和紙の原料は、楮(コウゾ)・三椏(ミツマタ)・雁皮(ガンピ)といった日本固有種の植物。生長サイクルが早く、 幹ではなく皮の繊維を利用することから、採取してもまたすぐに生長します。また、和紙は素材本来の色合いや風合いを大切にするため、漂白剤や蛍光剤などの化学薬品も使われません。西洋紙と比べると、和紙は環境に優しい紙と言えるでしょう。

和紙名刺を使うことで環境に配慮した企業、SDGsに積極的に取り組んでいる企業と言うイメージを打ち出せます。
手作りや手作業のイメージ
和紙は厳選した原料を使い、伝統の手法で一枚一枚丁寧に職人さんが手漉きで作っているものです。大量生産の紙に比べると手間も時間もかかっており、手作りの大切さや職人の技が感じられます。さらに、和紙で名刺を作成するためには、印刷前に紙の下処理が必要であったり、印刷機によっては紙詰まりを起こしやすかったりなど、通常の名刺に比べると時間も手間もかかります。
手間と時間をかけて丁寧に作られた和紙名刺を採用することで、こだわりをもってモノづくりをしている企業という印象や、職人の意匠を大切にしている企業という印象を与えやすいです。

和紙名刺を採用することによって、ポジティブなイメージを打ち出せますね。
会社としてのブランド力の強化に繋がりそうです!
2.和紙名刺はこんな業種の企業におすすめ!



企業にとって多くのポジティブなイメージを与えてくれる和紙名刺。和紙名刺の打ち出すイメージと相性の良い業種とは、どのような業種でしょうか? 実際に和紙名刺を採用している企業や個人は、どのような業種や職種に多いのでしょうか?

和紙名刺がおすすめの業種をご紹介します!
和食関連の業種(日本料理店・和菓子屋・蕎麦屋など)
和紙の持つ強い「和のイメージ」は、日本料理店・寿司屋・うどん屋・蕎麦屋・和菓子屋などの和食関連の企業や店舗にぴったりです。特に何代も続く老舗や高級店では、和紙の持つ高級感と和のイメージの両方にマッチし、効果的なブランディングが可能です。
高級旅館や温泉旅館
高級旅館や温泉旅館は、上質な空間と最高のお料理でお客様に癒しや安らぎを与える宿泊施設で、欧米のホテルとは一味違う、日本ならではのおもてなしを提供しています。和紙独特の優しい風合い、高級感は、旅館のブランディングに最適です。また、最近ではインバウンド需要の増加から、外国からの宿泊客も増えています。和紙名刺を用意しておくと、外国人のお客様にも好印象を与えられるでしょう。
和の習い事の教室(お茶・お花・琴など)
和紙名刺は、茶道、華道、書道、着付け、日本舞踊、陶芸、お琴、習字など、日本の伝統文化の習い事との相性も抜群です。習い事教室の名刺はもちろん、個人指導を行っている方、展覧会に出展しているアーティストや演奏家も、和紙の名刺を持っていることで、生徒さんの集客やコネクション作りに便利です。
着物関連の業種(呉服店や和装小物店など)
和紙の持つ柔らかく繊細なイメージや高級感のあるイメージは、着物などを取り扱う呉服店や和装小物店にもよく似合います。和紙名刺には着物や帯などによく使われる吉祥文様や、着物の絵柄によく使われる椿・梅・桜などの和の花を使ったデザインも多く、呉服店や和装小物店らしい名刺作りが可能です。
伝統工芸品の工房や販売店(陶磁器や木工細工など)
陶磁器、寄木細工、竹細工、ガラス細工など、日本の各地で作られている伝統工芸品にも和紙名刺は最適です。昔ながらの伝統的な技術や技法を守り、職人の手により丁寧に作られている伝統工芸品は、和紙と同じくモノづくりの精神が息づいています。伝統工芸品を作っている工房や窯元、伝統工芸品を販売するセレクトショップなど、和紙名刺を採用することによって職人のこだわりや意匠を表現できるでしょう。
日本製品の輸出業
日本製の商品の品質の高さは、世界でも広く認知されています。そのため、日本製品を海外に輸出している企業などは、和紙名刺を採用することで自社が日本の企業であること、取り扱っている商品が日本製であることを深く印象付けられます。また、厳選された素材や丁寧な生産による和紙の品質の高さから、自社製品の品質の高さや耐久性の高さをアピールできるでしょう。
外国のクライアントが多い企業
和紙の持つ美しさや質感に魅力を感じるのは、日本人に限りません。和紙をはじめとした日本の伝統工芸の美しさは外国の方からも高く評価されており、和紙を使った名刺は海外の方からも大変好評です。外国のクライアントの多い企業では、和紙名刺を作ることによってクライアントに強いインパクトを与えられます。

名刺のサイズは日本標準サイズ、欧米サイズ、小型サイズ(女性名刺)の3サイズがあります。外資系企業や海外の方と名刺を交換する機会が多い方には、欧米サイズの和紙名刺がおすすめです!
フリーランス
イラストレーター、ライター、デザイナー、インストラクターなど、企業に属さずフリーランスで仕事をしている方にとって、名刺は自分自身をクライアントに売り込むための重要な営業ツールです。洗練されたこだわりの名刺は、自身の市場価値を高めるブランディングに効果的です。初対面のクライアントに素敵な和紙名刺を渡すことで、第一印象が良くなり、会話のきっかけもつかみやすいでしょう。また、競合のフリーランスとの差別化にも効果的で、後から「あの素敵な名刺の人だな」と、クライアントの覚えもよくなるはず。自身のブランディングを高めることが仕事の獲得にとって不可欠なフリーランスの方には、和紙名刺がおすすめです。
和紙名刺は幅広い業種の方から注目されています:まとめ
和紙名刺がおすすめの業種や職種をご紹介しました。
・和食関連の業種
・高級旅館や温泉旅館
・和の習い事の教室
・着物関連の業種
・伝統工芸の工房や販売店
・日本製品の輸出業
・外国のクライアントが多い企業
・フリーランス
など、幅広い業種や職種が含まれます。

あてはまる業者・職種の方は、ぜひ和紙名刺の採用を検討してみてくださいね!
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特別感のある和紙名刺は、単なる連絡先交換としての役割だけでなく、企業や個人の魅力をクライアントに伝える重要な役割を果たします。和紙の持つポジティブなイメージを、企業や自身のブランディングにお役立てください。
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