紙本来の風合いと手触り「 アラベール -FS」

アラベールの用紙サンプル

今回ご紹介する名刺用紙は、「 アラベール -FS」スノーホワイト200kg
この用紙の特徴は独特の風合いと手触り。全体的にやさしい雰囲気の用紙です。
「スノーホワイト」は真っ白なカラーです。

白さ:★★★★★
質感:★★★
ベタ適正:★★★

【印刷費】片面3,300円/両面3,850円

スタッフK

和紙・和柄名刺印刷で選べる用紙は20種類以上!
スタッフが用紙について詳しく紹介していく投稿シリーズです。
用紙の手触りやインク乗り、デザインの向き不向きなど…
個人的な見解もお話ししますので、用紙選びの一助になれば幸いです。

紙本来の風合いと手触り「アラベール」

アラベールの魅力は、「繊細な風合い」と「柔らかな手触り」。
1989年に日清紡から発売され、「白い特殊紙」「高級印刷紙」の市場を切り開いたベストセラーです。
発売から35年経った今も幅広い用途で使用されており、印刷業界で高い人気を集めています。

「画用紙のような」豊かな風合い

「アラベール」は、塗工が行われていない「非塗工紙」です。 表面に塗料を塗っていないため、紙本来のテクスチャーを味わうことができます。

特に「画用紙のよう」と評される風合いは、見た人に優しい印象を与えます。
実際に触ってみると画用紙ほどのザラっとした引っ掛かりはなく、きめこまかくなだらかな凸凹感がある手触りです。
この柔らかい雰囲気が人気を集め、ブライダルシーンやアパレルブランド等でも使用されています。

落ち着いた発色

一般的に、用紙の表面に塗工をすることで、インクの発色は綺麗になります。

反対に、塗工処理を施していない「非塗工紙」は、表面のざらつきでインクにムラが出やすかったり、インクが表面に染み込みやすいため色の彩度や明度、コントラストが弱くなったりする傾向があります。

アラベール は非塗工紙なので、コート紙やアート紙に代表される「塗工紙」に比べると色の沈みや色ムラが発生しやすいです。サンプル印刷でも、カラーチャートや写真などのベタ部分に紙の表面のざらつきが見えます。
とはいえ、大きなムラや白抜けが発生するわけではないので、カラー印刷の品質としては十分と言えそうです。

発色の綺麗さや再現性の高さにこだわりがある方、ベタ部分が多いデザインには注意が必要です。

アラベールの用紙サンプル

一方で、アラベールのインク乗りをうまく活かすこともできます
アラベールで印刷を行うと落ち着いた発色になり、インク部分に強い光沢感が出ないため、全体の雰囲気が統一され調和のとれた印象になります。

当サイトでは、真っ白な色調の「スノーホワイト」をご用意しております。インク色が沈みやすいアラベールですが、白色度が高いカラーですので、全体が暗い印象になるのを防ぐことができます。

真っ白な紙がいい!という方はぜひアラベールスノーホワイトをお試しください。真っ白で、硬めや厚めの紙をお探しの方にはスノーブルをお勧めしております。
用紙の白さを活かしたシンプルなデザインとの相性が非常にいいです。

「 アラベール 」と「 ヴァンヌーボ 」どう選ぶ?

「ヴァンヌーボ」シリーズと同様に高い人気を誇る特殊紙「アラベール」。
いずれも印刷適正の高さと紙の質感を両立させた用紙ですので、似た印象をお持ちの方も多いはず。

具体的には何が違うのか、イメージにより適しているのはどちらなのか、迷ってしまいますよね。
今回はそんなときのために選び方のポイントを解説します。

「塗工」加工

一番大きな違いは、紙の表面の「塗工」の有無。塗工されている紙が「ヴァンヌーボ」、されていない紙が「アラベール」です。
一般的にはこの塗工処理を行うことで、紙の表面の凸凹感が少なくなったり、発色が綺麗になったり、より綺麗な仕上がりにすることができます。

ヴァンヌーボは塗工を僅かな量に押さえることによって、印刷適正と風合いを実現させました。
アラベールには塗工処理を行っていないため、表面の繊維が味わえます。

①凹凸感

ヴァンヌーボは通常の塗工紙に比べると凸凹とした風合いを持ちますが、非塗工紙のアラベールのほうがより紙本来の風合いを感じられます。 アラベールの風合いは「画用紙のよう」だと表現されるほど。

よりナチュラルな雰囲気にしたい方にはアラベールがおすすめです。

②カラーの仕上がり

ヴァンヌーボは、インクを乗せた部分にツヤ感が出て、鮮やかな仕上がりになります。

一方アラベールは、インクが紙に吸い込まれるのでヴァンヌーボに比べると色が沈みます。カラー写真やイラストを忠実に再現するといったよりも、全体を柔らかい印象にすることに向いています。

カラー面が多く、鮮やかに印刷したい場合にはヴァンヌーボがおすすめです。

③筆記性

ヴァンヌーボは塗工紙のため、筆記性ではアラベールに劣ります。
メッセージ欄を作りたい方や、メンバーズカード等の名前を記載するようなカードにはアラベールのほうが適しているでしょう。

使用するシーンや与えたいイメージによって用紙を選ぶのがおすすめです。
当社ではヴァンヌーボはナチュラルな白さの「ホワイト 195 ㎏」をご用意しております。
アラベールは「スノーホワイト200kg」と、より白色度が高いです。

スタッフK

どちらの用紙にするか迷った場合はお気軽にご相談ください。
オペレーターがお客様の状況を丁寧にヒアリングし、ぴったりの用紙を提案させていただきます。

まとめ

「アラベール-FS」は、紙本来の自然な質感落ち着いた雰囲気で大人気の高級紙です。

立体感のある見た目ですが意外とさらさらとしていて、つい触っていたくなるような質感です。パルプの繊維が紙好きにはたまらない触感です…!
実際の質感はサンプルでご確認していただけると幸いです。

個人的には、より自然で上品な印象にしたいときはアラベール、グロス感で華やかな印象にしたい方にはヴァンヌーボがおすすめ。
写真で見るよりも実際の方がアラベールのベタ部分は薄く、落ち着いた色に見えると思います。

似た用紙には「スノーブル」もあります。こちらは更に厚く、しっかりと硬い紙なので、少しお堅い印象になってしまうかもしれません。
扱っている商品や、お店の雰囲気などブランディングにあわせてみると素敵ですね。

おすすめデザイン

・文字のみ、ロゴのみのシンプルなデザイン
・水彩画や水墨画などの淡いカラーのデザイン
・メッセージやメモ欄など、ペンで記入するカード

おすすめの業種

・客単価の高い店舗
・飲食店やサロン
・士業

料金表・注文

【料金表】

用紙片面印刷両面印刷
アラベール-FS3,300円3,850円
100枚あたり

【納期】
詳しい納期については「納品の流れ・納期について」をご覧ください。

通常納期(入金あるいはデータ確定より)3営業日後の発送
特急納期(入金あるいはデータ確定より)翌日発送 ※追加料金が発生します。

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