名刺デザインは縦型・横型のどちらを選ぶ?それぞれのメリット・デメリットを解説
【和風名刺のつくりかた】第弾のテーマは、縦型名刺と横型名刺です。
名刺デザインを選ぶ時、まず第一に考慮したいのが、縦書きデザインを選ぶか横書きデザインを選ぶかです。
従来、ビジネス用の名刺の主流は文字を縦書きにした縦型名刺でした。しかし、昨今は英語表記やメールアドレスを掲載しやすい横型名刺が増えてきています。
今回の記事では、縦型名刺と横型名刺のデザインの特徴、それぞれのメリットやデメリットも詳しく解説します。縦書きか横書きかで悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

この記事は、次のような方におすすめです。
- 名刺を縦書きにするか横書きにするか悩んでいる方
- 縦型名刺と横型名刺のメリットとデメリットを比較したい方
前回の記事では、士業の名刺について解説しました。今回の記事では、縦型名刺と横型名刺について詳しく解説します。
目次
1.名刺のデザインは縦型と横型のどちらがいい?

名刺のデザインは、縦型と横型に二分されます。日本で作成されている名刺の一般的なサイズは55mm×91mmですが、縦型名刺は紙を縦向きに、横型名刺は紙を横向きにしたデザインです。同じデザイン要素を使っていても、縦型と横型では印象が大きく異なります。
縦型名刺と横型名刺のどちらにするかは、名刺のデザインを考える時に最も最初に決めるポイントです。
縦型名刺と横型名刺、どちらが多い?
縦型名刺と横型名刺はどちらを選ぶ人が多いのか、気になる方も多いはず。
名刺というとひと昔前は縦型が主流でしたが、現在は横型名刺の割合は7割以上と言われています。横型名刺を選ぶ方の割合は年々増えてきており、縦型名刺は少数派となっています。
横型名刺が増えている理由
横型名刺を選ぶ方が増えてきた最大の理由は、名刺に記載される情報にアルファベットや記号が多くなってきたことです。企業名、名前の英語表記、WebサイトのURL、メールアドレスなど、アルファベットや記載で記載する情報は、縦型名刺では横書きにすると収まりにくく、縦書きにすると読みにくくなってしまいます。
また、海外のビジネスカードは横型が主流なので、海外との取引の多い会社では横型名刺を選ぶ傾向にあります。

多くの方が選んでいる横型名刺を選ぶか、少数派の縦型名刺を選ぶか、迷ってしまいますね。

縦型名刺と横型名刺の特徴と、メリット・デメリットをご紹介していきます!
2.縦型名刺の特徴とメリット・デメリット



シンプルだからこそ難しい縦名刺
日本の名刺文化が始まった江戸時代の頃。日本は長年文字を縦書きしていたため、名刺も縦型名刺が主流でした。
そのため、縦型名刺には伝統を重んじる雰囲気があり、格式や威厳が高い印象を与えます。毛筆や楷書体などの和のイメージの強いフォントとの相性も良く、和紙を使った名刺でも多く採用されています。役職の高い方、信用や信頼を重視する職業の方、和の雰囲気を大事にする老舗企業などでは、縦型名刺が多く選ばれています。
縦型名刺を選ぶメリット
格式が高い印象を与えられる
縦書きデザインはクラシックな雰囲気があり、格式の高いデザインに仕上がる。
縦書きだと筆文字のデザインが映える
毛筆体や楷書体など、和の雰囲気が感じられるフォントとの相性が良い。
相手の印象に残りやすい
横型名刺が圧倒的に多いため、縦型名刺は珍しく相手の印象に残りやすい。自分のことを覚えてもらえるきっかけになる。

縦型名刺には、筆文字を取り入れたデザインがとてもよく映えます!特に和紙を使って縦書きの筆文字でシンプルにまとめると、とても素敵な名刺やショップカードになります。和食店舗のショップカード、書道家、華道家、師範などにおすすめです。
縦型名刺を選ぶデメリット
選べるデザインテンプレート数が少ない
横書き名刺を選ぶ人が多いため名刺のデザインテンプレートも横型デザインが多く、縦型で選べるテンプレートは少ない。
デザインの自由度が低い
縦型は文字やイラストの配置がワンパターンになりがちで、デザインが制限されやすい。
横書きの情報が収まりにくい
紙は縦型で文字は横書きにした名刺の場合、住所やメールアドレスなど文字数が収まりにくい。無理に一行で収めようとするとフォントが小さくなってしまう。
管理しにくい
現在は横型名刺が主流なので、名刺ホルダーやファイルは横型名刺に合わせていることが多い。縦型名刺だと、収納した時に向きが変わってしまい管理しにくい。
3.横型名刺の特徴とメリット・デメリット



横型名刺は横書き文化が浸透するとともに徐々に増え始め、現在では横型名刺が主流となっています。
横型名刺は、デザインの自由度も高く、スタイリッシュでモダンな印象を与えます。デザイン性を重視したい方、アルファベットやカタカナ表記の社名や役職の方、海外企業との取引が多い会社などでは、横型名刺が多く選ばれています。
ます。
横型名刺を選ぶメリット
モダンでおしゃれな名刺に仕上げやすい
横書きのデザインはモダンで洗練された印象があり、おしゃれなデザインに仕上げやすい。
豊富なデザインテンプレートから選べる
名刺制作会社の多くは横型名刺のデザインテンプレートを豊富に用意している。選択肢が豊富なので、気に入ったデザインを選べる。
英語やカタカナの社名や役職名との相性が良い
横書きは英語やカタカナの表記がしやすく、読みやすい。
長いWebページのURLやメールアドレスが記載しやすい
横型名刺は横幅が広いため、URLやメールアドレスなど、アルファベットや記号の羅列も1行で収めやすい。フォントの大きさも確保できるので、視認性を高められる。
デザインの自由度が高い
横型名刺は左右に分けたレイアウトもできるので、デザインの自由度が高く、多くの情報をすっきりまとめやすい。必要情報以外にも、企業ロゴ、QRコード、顔写真などを入れることもできる。

横型名刺は、デザイン性を高められるのが魅力。イラストレーターやデザイナーなどのクリエイティブなお仕事の方、ITやメディア関連の職業などにおすすめです。
横型名刺を選ぶデメリット
シンプルなデザインだとインパクトに欠ける
横型名刺はシンプルなデザインを選ぶと、ありきたりでつまらない印象になりがち。多くの名刺の中に埋もれてしまい、覚えてもらいにくくなる。
デザインセンスが問われる
横型名刺はデザインの自由度が高いだけに、デザインの選び方や情報のレイアウトの仕方によっては、野暮ったく見えてしまうこともある。
縦型名刺と横型名刺のまとめ
名刺を作成する方の7割以上が横型名刺を選んでいますが、格式高い雰囲気を持つ縦型名刺の魅力も捨てがたいですよね。
縦型名刺のメリット・デメリット、横型名刺のメリット・デメリットは、以下の通りです。
縦型名刺のメリット | 縦型名刺のデメリット | 横型名刺のメリット | 横型名刺のデメリット |
・格式が高い印象を与えられる ・縦書きの文字のデザインが映える ・相手の印象に残りやすい | ・選べるデザインテンプレート数が少ない ・デザインの自由度が低い ・横書きの情報が収まりにくい ・管理しにくい | ・豊富なデザインテンプレートから選べる ・英語やカタカナの社名や役職名との相性が良い ・長いWebページのURL、メールアドレスが記載しやすい ・デザインの自由度が高い | ・シンプルなデザインだとインパクトに欠ける ・デザインセンスが問われる |

両方のメリット・デメリットをよく知った上で、自分のイメージする名刺を実現できるタイプを選んでください。
和紙名刺・和柄名刺の専門店「博多広告社」では、縦型・横型両方の和風デザインのテンプレートを多数ご用意しています。筆の勢いが感じられる毛筆フォントを使った縦書きデザインはもちろん、伝統的な和の文様や花などを配置したモダンな和風デザインも、縦型・横型の両方からお選びいただけます。
和風名刺作りの経験豊かなスタッフが、どんなデザインのご相談にもお応えいたします。縦型名刺か横型名刺で迷っている方、デザイン選びに悩んでいる方は、ぜひお気軽にお問合せください。
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