名刺はおしゃれな方がイイ!おしゃれ名刺の作り方のポイントを紹介

【和風名刺のつくりかた】第13弾のテーマは、おしゃれな名刺についてです。

名刺はその人の「第二の顔」とも言われるように、仕事上で出会った初対面の人に与える印象を大きく左右するビジネスツールです。新しく名刺を作るなら、デザインや用紙にこだわったおしゃれな名刺を作って、相手から良い印象を抱いてもらいたいですよね。

今回の記事では、おしゃれな名刺を持つ大切さと、おしゃれな名刺を作る時のポイントをご紹介します。

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前回の記事では、和紙との相性も良い箔押し加工について解説しました。今回の記事では、おしゃれな名刺の重要性とおしゃれな名刺の作り方を解説します。

1.おしゃれな名刺の大切さ

「必要な情報さえ掲載されていれば、どんな名刺でも同じ」 
そんな風に、考えていませんか?

名刺は手のひらサイズの小さな紙の上に、掲載する基本情報も大体決まっているため、それらの情報を見やすく配置しようとするとレイアウトも似通ってしまいます。

名刺の役割は「初対面の人に、名前、連絡先、所属などを伝えること」なので、ありきたりのデザインでも十分とも言えますが、せっかく名刺を作るならおしゃれなデザインで作りたいですよね。

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好印象を抱いてもらえる

「名刺は第二の顔」とも言われます。初対面の人の印象が外見に左右されるように、名刺の持つ印象が相手の印象そのものを大きく左右します。名刺がありきたりでつまらないものであれば、「可も不可もなし」と、その人の印象さえもぼやけてしまいます。洗練されたおしゃれな名刺を渡されたら、受け取った人から「おしゃれだな」「仕事ができそうだな」と、好印象を抱いてもらいやすくなります。

信頼を高めることができる

身だしなみをきちんと整えたビジネスマンが信頼を得られるように、おしゃれな名刺もまた、受け取った人に安心感と信頼感を与えます。用紙にこだわっていたりデザインに一捻りがあったりなど、一般的な名刺と比べるとおしゃれに見える名刺を用意することで、「仕事ができそうだ」「きちんとした会社だ」と印象付けることができます。

会社や店舗の価値を高められる

おしゃれな名刺やショップカードには、ブランディング効果もあります。おしゃれな名刺は会社の店舗の魅力や特徴を伝え、独自性をアピールする効果があります。おしゃれな名刺によって、他者との差別化がはかれ、会社や店舗の価値そのものを高めることが可能です。

2.おしゃれだと感じさせる名刺作りのポイント

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色使いのポイント

おしゃれな名刺を作る時には、3つのテーマカラー(ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー)とそのバランスを意識しましょう。ベースカラーとは、名刺のメインとなる背景色で白やクリームなどの紙の色です。アソートカラーは名刺の軸となるカラーで、文字やロゴを印刷する色となります。多くの場合は黒や濃紺など、ベースカラーとコントラストとなる色です。最後のアクセントカラーは、ポイント使いで使用するもので、社のイメージカラーやアイキャッチの色です。

3色のバランスはベースカラーが70%、アソートカラー25%、アクセントカラーが5%が理想的です。

・モノクロデザインはおしゃれの代名詞

アクセントカラーは、必ず使わなければいけないわけではありません。アクセントカラーを使わず、シンプルに黒やグレーを使うと、大人っぽくおしゃれな雰囲気の名刺に仕上がります。

・多色使いは要注意

複数のアクセントカラーを使った名刺は華やかで明るい印象を与えますが、デザインをよく練って作らないと「ごちゃごちゃ」した印象になりがちです。多色使いをするなら、フォントやレイアウトはシンプルにまとめるなど、注意が必要です。

・アクセントカラーは印象を意識して選ぶ

「色には感情」があると言われるように、その色が持つ特有のイメージや雰囲気があります。アクセントカラーを選ぶ時には、色の持つイメージを意識しましょう。

色の持つイメージ

熱さ、強さ、情熱、リーダーシップ
オレンジ親しみやすさ、明るさ、活動的
黄色明るさ、活発、躍動感、幸福感
緑色自然、平和、リラックス感、エコシカル
青色誠実さ、冷静さ、知性、清潔感
水色繊細さ、清涼感、爽やかさ
紫色大人っぽさ、高級感、神秘性
ピンク可愛さ、女性的、若々しさ
茶色自然、温もり、落ち着き、伝統的
金色・銀色プレミアム感、高級感、重厚感

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フォント選びのポイント

どのフォントを選ぶのかによっても、名刺の印象は大きく変わります。名刺によく使われるフォントには、明朝体とゴシック体があります。

明朝体は、「止め」や「跳ね」がはっきりと表現された筆で書いたようなフォントです。格式が高く、知的な印象を与えるため、信用や信頼感を得るのが大切な士業や、和の伝統文化に関する職業などにおすすめです。ゴシック体は、文字の太さが均一でシンプルでモダンな印象を与えるフォントです。視認性が高く、明朝体よりカジュアルで親しみやすい雰囲気があります。どんなイメージの名刺にしたいのかを考え、相応しいフォントを選びましょう。

・個性的、装飾的なフォントは逆効果

おしゃれな名刺にしたいからと、個性的なフォントや装飾的なフォントを選ぶ方もいますが、多くの場合は逆効果です。名刺はさまざまな年代や業種の方にお渡しするもので、あまりにも個性的・装飾的なフォントは快く受け入れられないこともあります。また、一般的でないフォントは視認性が低いことも多いため、「ごちゃごちゃしていて読みにくい」と印象が悪くなってしまいます。

・ 使用するフォント数は1つか2つ

名刺に使用するフォントは、多くても2つまでにするのがおすすめです。限られた紙面の名刺にあまり多くのフォントを使ってしまうと、見た目がゴチャゴチャして見づらい名刺になってしまいます。

肩書きと名前、住所と電話番号など、関連する項目でフォントを統一すると、情報が伝わりやすくなります。

イラストやロゴ選びのポイント

イラストや会社のロゴは名刺のアイキャッチとなるもので、「目を引きつける(アイキャッチ)」効果があります。文字情報の多い名刺の中で、アイキャッチを効果的に配置することで、メリハリのあるおしゃれなデザインを作ることができます。

・イラストやロゴでアクセントカラーをプラス

イラストやロゴは、名刺に彩りを与えるアクセントカラーを使う絶好のチャンスです。会社のイメージカラーや店舗の雰囲気にあった色を、イラストやロゴに取り入れましょう。

・アイキャッチは1つで十分

名刺のサイズは「55×91mm」が標準で、その小さな紙の中に必要な情報を整理して見やすく掲載する必要があります。そのため、2つも3つもイラストやロゴなどのアイキャッチを入れると、余白がなくなり見づらくなってしまいます。情報量が多い名刺は見た目もゴチャゴチャとしていて、おしゃれに見えません。

アイキャッチは1つに絞って、効果的にデザインに取り入れましょう。

・アイキャッチがなくてもおしゃれにできる

おしゃれな名刺にするには、必ずしもアイキャッチが必要というわけではありません。イラストやロゴなどは全く入れずに、シンプルに文字だけで作る名刺も、レイアウトや用紙にこだわることで、十分おしゃれにできます。

用紙選びのポイント

名刺の紙の質が悪くてペラペラとした質感だったり、手触りが悪かったりすると、どんなおしゃれなデザインも台無しです。受け取った人におしゃれだと思ってもらえる名刺作りをするためには、用紙選びが肝心です。

・用紙の色合い・質感・厚みなどにこだわって選ぶ

用紙の選び方によって、名刺の仕上がりのイメージは異なります。紙の色合い、光沢、凹凸感、厚みなど、微妙な違いも仕上がりに大きく影響します。細かな違いは写真で見ただけでは分からないので、可能なら、実際に紙を見て、手で触って、印刷の具合を確認しながら、納得のいく用紙を選びましょう。

・和紙を使うだけで一気におしゃれに

おしゃれな名刺を作成するためには、デザインは極力シンプルにまとめ、用紙に思いっきりこだわるのも効果的です。特におすすめなのは、手漉き和紙。職人の手によって一枚一枚丁寧に漉かれた和紙は、和紙特有の風合いやなんとも言えない心地よい手触りから、受け取る人の印象に強く残る名刺へと仕上げてくれます。

・和紙風の用紙ならリーズナブル

和紙は予算的に難しいという方には、和紙風の名刺用紙もおすすめです。和紙風用紙は、和紙の風合いを再現した西洋紙で、和紙の独特な質感や手触りを、より手軽に楽しむことができます。

スタッフK

・こんなデザインなんだけどどんな用紙が合うかな
・この用紙にこのデザインはどうかな
・この用紙に合うおしゃれなテンプレートを選んでほしい。

おしゃれな名刺のまとめ

おしゃれな名刺は初対面での印象を良くするだけでなく、会社や店舗への信頼度や価値も高めてくれます。おしゃれな名刺を作るには、色使い、フォントの選び方、イラスト・ロゴの使い方、用紙選び方など、いくつかの重要なポイントがあり、それを意識したデザイン作りが大切です。

「博多広告社」では、素早く簡単におしゃれな名刺を作りたいというお客様のために、数多くのデザインテンプレートをご用意しています。オリジナルデザインで名刺を作りたいというお客様には、名刺作成や和紙印刷の経験豊富なスタッフが、デザインから用紙選び、印刷方法のご提案まで、しっかりサポートをいたします。

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