クリエイティブ職は名刺で勝負!仕事を依頼したくなる名刺デザインとは?

【和風名刺のつくりかた】第22弾のテーマは、クリエイティブ職の方の名刺デザインについてです。

グラフィックデザイナー、イラストレーター、写真家など、クリエイティブな職業に就く人にとって、名刺は初対面の人に自身の創造性を一瞬で伝えることのできる大切なツールです。

今回の記事ではクリエイティブな職業にとっての名刺の重要性を解説。仕事獲得に繋がるための名刺作成のデザインポイントをお伝えします。

新しく名刺を作ろうと考えているクリエイティブ職の方は、ぜひご一読ください。

スタッフK

前回の記事では、ショップカードのつくり方について解説しました。今回の記事では、デザイナーやイラストレーターなどのクリエイティブ職の名刺について詳しく解説します。

クリエイティブ職にとって名刺が大切な理由

クリエイティブは「創造的な」「独創的な」などの意味があり、自分自身で何か新しいものを生み出したり作ったりする職業全般がクリエイティブ職です。クリエイティブ職は広告業界、映像業界、Web業界、ファッション業界など、さまざまなジャンルで活躍しています。

クリエイティブ職に含まれる職業の例は以下の通りです。

クリエイティブ職の例

イラストレーター
インテリアデザイナー
グラフィックデザイナー
フォトグラファー
ファッションデザイナー
Webデザイナー
動画クリエイター
クリエイティブディレクター

インターネットコンテンツの拡大やIT技術の革新によって、近年クリエイティブ職をとりまく環境や業界は大きく変化しており、新しいクリエイティブ職も増えてきています。

クリエイティブ職にとって名刺が大切な理由を解説します。

自身の職業を正確に伝えられる

名刺には「その人がどの会社に属し、どんな肩書を持ち、どんな仕事をしているのか」を伝える役割を持っています。クリエイティブ職の職業名は横文字のものが多く、一般の人が聞き慣れない職業名も少なく在りません。仕事を獲得するためには、名刺を通じて相手に自分の職業を正確に伝えることが重要なります。

自己ブランディングができる

クリエイティブ職の方にとって、自分を売り込む最大の武器は自分の個性です。名刺を自分自身を表現するツールと捉え、名刺デザインを通して自身の才能や作風を視覚的に伝えることも可能です。初対面の人に強い印象を残せ、他の人との差別化も図れるでしょう。

信頼性を高められる

クリエイティブ職に就く多くの人は、フリーランスとして仕事を受注していたり、小規模なデザイン事務所に勤務していたりします。そのため、名刺を用意していないと「この人に仕事を依頼しても大丈夫なのか」と、クライアントに不安を抱かせる可能性があります。きちんとした名刺を用意しておくことで信頼性を高めることができ、クライアントも安心して仕事を依頼できるでしょう。

ミニポートフォリオとなる

クリエイティブ職にとって、名刺は単なる自己紹介や連絡先交換のためのツールだけではなく、自分の実績や作品を伝えるポートフォリオとしての役割も果たせます。デザイナーやフォトグラファーなどは、名刺デザインに自分の作品をアイキャッチとして取り入れられます。また、自身のポートフォリオサイトのURLや、サイトに誘導するQRコードを記載しておけば、名刺交換をした相手に自分の実績や作品を見てもらうきっかけを作れます。

クリエイティブ職の名刺作りのポイント

お客様
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クリエイティブ職の人が名刺に載せるべき項目

クリエイティブ職の名刺に記載する項目は、以下の通りです。

氏名
クリエイティブ職の名刺で最も重要な情報が氏名です。読み方が一般的でない場合はふりがなやアルファベットを併記しておくと親切です。

法人名(事務所名・屋号)
クリエイティブ職で自らの名前を冠した事務所を設立している場合は、事務所の正確な名称を記載しましょう。

肩書・職業名
Webデザイナー、グラフィックデザイナー、フォトグラファーなど、自分の専門分野を明確に示します。

連絡先
メールアドレス、電話番号など、クライアントが連絡を取りやすい連絡先を記載します。

住所
自宅以外で事務所がある場合は記載しましょう。

Webサイト、ポートフォリオサイトへのURL・QRコード
自身の過去の作品や実績を見てもらうために、Webサイト、ポートフォリオサイトに誘導するURLやQRコードを記載しましょう。

SNSアカウント
Instagram、Behance、Dribbble、noteなどのSNSアカウントを使用している場合は記載しましょう。

サービスの紹介
対応可能な作業内容を具体的に記載していくと、仕事を依頼しようと考えているクライアントの目に届きやすいです。

氏名、職業名、連絡先は必ず記載すべき項目ですが、その他の項目に関しては必要に応じて記載しましょう。

クリエイティブ職の名刺デザインのポイント

クリエイティブ職は、自身の個性やセンスが重要な武器となる職業です。そのためクリエイティブ職の名刺も、一般的な職業の名刺と比べると、個性やセンスが感じられるデザインで作ることが大切です。ここからは、クリエイティブ職の名刺デザインのポイントを解説します。

名刺を作成する目的を明確にする
まず名刺を何のために作成するのか、作成の目的を明確にしましょう。
名刺を「誰」に渡し、「どうしてもらう」のかを、なるべく具体的に考えていきましょう。例えば、

「業界のイベントで出会った人」に「名前と事業を知ってもらう」
「出版社の方」に「ポートフォリオを見てもらい、仕事を依頼してもらう」
「問い合わせをしてきた人」に「信頼してもらい正式なオファーをもらう」

などが、あります。名刺作成で達成したいことを明確にすることで、名刺のデザインや記載内容も変わってきます。

名刺デザインのコンセプトを立てる
ビジネスマンにとって「名刺は第二の顔」とよく言われますが、クリエイティブ職の名刺はそれ以上で、まさに自身の分身のような存在です。そのため、自分のクリエイターとしての個性や作風を、名刺デザインに反映することが大切になります。

自分の強みや魅力は何なのかを考えた上で、名刺を受け取った人に一番感じて欲しい特徴や印象を考えて、名刺デザインを作成していきましょう。

名刺デザインをリサーチする
クリエイティブ職にとって、クライアントが目にする最初の「表現」であり、個性が感じられることが大切です 。名刺デザインは「91×55mm」という限られたサイズの中に、掲載内容も大体決まっているため、既視感のあるありきたりなデザインになってしまいがち。しかし、個性が重要なクリエイティブ職にとっては、ありきたりなデザインは致命的です。

同業者の名刺デザインを調べたり、名刺デザインのトレンドをリサーチしたりすることで、自分のクリエイターとしてのブランディングを高められる「よりよい表現方法」を探しましょう。

質を重視する
クリエイティブ職の名刺は、印刷や用紙の質にこだわることも重要です。いくら凝ったデザインの名刺を作っても、印刷が粗雑であったりペラペラの用紙を使っていたりすると、クライアントから「この人に仕事を依頼しても大丈夫なのだろうか?」と不安を抱かせてしまいます。名刺は自分のポートフォリオの一つと考え、用紙・印刷・デザインの全てにおいて質にこだわると、クライアントから信頼されやすいでしょう。

記載情報を厳選する
クリエイティブ職の名刺では、名刺を配る目的を考慮した上で記載情報を厳選することも重要です。氏名、職業名、連絡先の記載は必須ですが、その他の情報は名刺を配る目的に合わせて厳選していきましょう。名刺の限られた紙面にあまり多くの情報を記載すると、逆に大切な情報が埋もれてしまい、デザイン的にもゴチャゴチャし過ぎてしまいます。

URLやQRコードを使って、ポートフォリオサイトやSNSに誘導するなどの工夫をし、名刺自体に記載する情報は厳選しましょう。

クリエイティブ職の名刺デザインのまとめ

グラフィックデザイナー、イラストレーター、フォトグラファーなど、クリエティブ職にとって、名刺は自分をクライアントに売り込む重要なセールスツールです。

クリエイティブ職の名刺作りでは、以下の点に注意しましょう。

クリエイティブ職の名刺作成のポイント

  • 名刺を作成する目的を明確にする
  • 名刺デザインのコンセプトを立てる
  • 名刺デザインをリサーチする
  • 質を重視する
  • 記載情報を厳選する

突然のビジネスチャンスを逃さないためにも、自身の個性やセンスを体現した名刺を用意しておきましょう!

和紙名刺や和柄名刺を専門とした「博多広告社」では、職人の手によって丁寧に漉かれた高級手漉き和紙や、和紙にインスピレーションを受けた和紙風用紙を数多く取り揃えています。クリエイティブ職の方の豊かな創造性を表現できる名刺作りのお手伝いができるので、名刺作成を検討されているクリエイティブ職の方は、お気軽にご相談ください。

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