フリーランスの名刺はこう作る!記載内容の注意点とデザインポイントを詳しく解説
【和風名刺のつくりかた】第14弾のテーマは、フリーランスの名刺です。
「フリーランスでも名刺は作るべき?」
「フリーランスの名刺の記載事項は?」
フリーランスとして働く方にとって、自己紹介や連絡先の交換のために使う名刺は、ビジネス上の強力な集客ツールとなります。最近ではSNSやメールでのコミュニケーションが主流になり、名刺を渡す機会が減ってきてはいるものの、自分を売り込むPR材料として、ぜひ名刺を用意しておきたいものです。
今回の記事では、フリーランスの名刺について考えてみましょう。フリーランスが名刺に記載するべき情報や、フリーランス向けの名刺のデザインについて解説するので、フリーランスの方はぜひご一読ください。

この記事は、次のような方におすすめです。
- 名刺を作るかどうか迷っているフリーランスの方
- フリーランス向けの名刺デザインが知りたい方
前回の記事では、おしゃれな名刺の重要性とおしゃれな名刺の作り方を解説しました。今回の記事では、フリーランスの名刺作りについて詳しく解説していきます。
目次
1.フリーランスにこそ名刺が必要



フリーランスと言っても、WEBデザイナー、プログラマー、コンサルタント、コーチング、講師、ライター、イラストレーター、インフルエンサーなど、業種はさまざまです。名刺が集客の強力なツールとなる業種もあれば、名刺がなくても業務上何の支障のない業種もあります。また、同じ業種でも集客方法や業務の仕方によって、名刺が必要かどうかは変わってきます。
名刺が不要なフリーランス
集客・受注・納品と全ての営業活動がオンラインで完結しているフリーランスの方は、そもそもクライアントと対面する機会がありません。WEBデザイナー、プログラマー、WEBライター、インフルエンサーなどは、この傾向が強い職業でしょう。
営業活動がオンラインのフリーランスは、名刺を作成するよりは、自身のSNSやフリーランスサイトのプロフィール欄でスキルや実績をアピールする方が、効果的です。ただし、異業種交流会やセミナーなどに参加するなど、ビジネス上で関わりのある人と対面する機会がある場合は、名刺を用意しておいた方が良いでしょう。
名刺が必要なフリーランス
コーチングやファイナンシャルアドバイザーなど、お客様に直接サービスを提供する業種や、コンサルタントやイラストレーターなど、クライアントと対面で打ち合わせをすることの多い業種のフリーランスの場合、名刺の携帯は必須です。初対面の時にきちんと名刺をお渡しすることで、クライアントからの信頼を得られ、名前や顔も覚えてもらいやすくなります。
2.フリーランスの名刺作りのポイント




フリーランスが名刺を作る時には、どんな点に注意すれば良いでしょうか?一般的な名刺との違いはありますか?

フリーランスは、自分の名前や顔をクライアントに覚えてもらうことで、ビジネスチャンスが広がります。そのためにも、クライアントの印象に残る名刺をお渡しすることが大切です。
ここからは、フリーランスの名刺の名刺の作り方のポイントを解説します。
フリーランスが名刺に載せるべき項目
フリーランスの名刺に書いておくべき項目は、必ず載せておくべき項目と、載せた方が良い項目に分けて紹介します。
フリーランスが名刺に記載したい項目
氏名
本名でなくビジネスネームでもOK。漢字の場合は、ふりがなやローマ字も記載すると親切です。
屋号
屋号はフリーランスが事業を行う際に用いる「個人事業の名前」です。フリーランスとして提供するサービスや事業を象徴する屋号であれば、名刺に記載しておくと良いでしょう。
職種・資格
フリーランスの場合、何の仕事をしているのかを覚えてもらうことは重要です。国家資格があれば、資格も記載しておきましょう。
住所
自宅で仕事をしているフリーランスの場合、自宅住所を記載する必要はありません。自宅以外でオフィスを構えている場合は、オフィスの住所を記載しましょう。
電話番号
メールでのやり取りでは間に合わない急な連絡や相談は、電話でしたいというクライアントもいるでしょう。プライベートの仕事を切り分けるためにも、仕事用に新たに携帯電話を取得するのがおすすめです。
メールアドレス
フリーランスにとってメールアドレスは必須です。私用で使っているものとは分け、仕事用のものを記載しましょう。
WEBサイト
WEBサイトを持っていて、ポートフォリオや受注実績を公開している場合は、名刺にも掲載しましょう。QRコードで名刺に記載するのもおすすめです。

フリーランスは自宅で仕事をしていたり、個人の携帯電話番号や自宅の電話番号をビジネスでも使っていたりするケースも多いため、住所や電話番号を名刺に記載することを躊躇する方も少なくありません。
フリーランスの名刺では、連絡先の記載はメールアドレスのみでもOK。特に女性のフリーランスの場合は、プライバシーの保護にも気を配りましょう。
フリーランスの名刺のデザインポイント
画一的になりがちな一般企業や店舗の名刺に比べると、自分らしさを反映した個性的なものを作りやすいフリーランスの名刺。しかし、自分のブランディングを高めつつ、ビジネスチャンスを逃さないためには、クライアントに良い印象を抱いてもらえるデザインを選ぶことが必要です。
ここからは、フリーランスの名刺を作る時に注意したい、デザインポイントを紹介します。
・名前を強調する
フリーランスの名刺で何よりも大切なのは、相手に自分の名前を覚えてもらうことです。名前は大きく目立つように配置しましょう。漢字が読みにくい場合は振り仮名を付けておくと、相手の印象にも残りやすいです。
・記載情報を厳選する
「集客に繋がるのでは?」と、名刺にあれもこれもと多くの情報を詰め込んでしまうと、逆にゴチャゴチャと見づらくなり、大切な情報が埋もれてしまう可能性があります。名前、屋号、職業、メールアドレスなど、必要最低限の情報のみを名刺に記載し、後はWEBサイトやポートフォリオサイトに誘導して、資格や実績などを閲覧してもらうというのも効果的です。
・自分らしいデザインで差別化する
会社で作る名刺とは違い、フリーランスの名刺では自分らしさを強調できます。「名刺は第二の顔」とも言われるように、名刺は自分の顔代わり。職業に関連したイラストを入れたり、自分の顔写真や似顔絵を入れたり、自分の好きな色を取り入れたりすることで、他の名刺と差別化できます。
・質を重視する
フリーランスにとって名刺は大切なPRツールです。経費がかかるからと、安い紙に印刷した粗悪な名刺を使っていては、クライアントの信用は勝ち取れません。熟考されたデザインで上質な用紙に美しく印刷された、質の高い名刺を用意すると、相手に好印象を与えられます。
・こだわりの用紙で個人ブランディングを高める
用紙に思いっきりこだわることで、個人ブランディングを高めることも可能です。
例えば、ラメを刷り込んだキラキラとした用紙(スタードリームクリスタル・ミランダ・ペルーララスターなど)は、エステ・コンサル・美容系・デザイナー・インフルエンサーなどにおすすめです。しっとりとした手触りで落ち着いた雰囲気のある用紙(ヴァンヌーボ・ハーフエアコットン・新北斎・アラベールなど)は、グラフィックデザイナー・イラストレーター・フォトグラファー・カメラマン・Webライターなど、クリエイティブな職業の方に向いています。

博多広告社では、数多くのプレミアム用紙を取り揃えています。また、実際に手に取って用紙を選びたいという方のために、『スタッフのおすすめ用紙セット』もご用意しています。
用紙選びで迷われている方は、ぜひお気軽にお問い合せください。
フリーランスの名刺のまとめ



オンラインで多くのことが決まる現代でも、日本のビジネスシーンでは初対面の人とは名刺を交換するのが一般的。会社員からフリーランスとして働くようになり、名刺が必要なのか悩む方も多いですが、人との繋がりが受注に繋がるフリーランスだからこそ名刺は重要なビジネスツールとなります。
フリーランスの名刺作りのポイントは、以下の5点です。
フリーランスの名刺作りのポイント
・名前を強調する
・記載情報を厳選する
・自分らしいデザインで差別化する
・質を重視する
・こだわりの用紙で個人ブランディングを高める
人との繋がりが大切なフリーランスは、名刺にこだわることでビジネスチャンスが広がります。クライアントとの打ち合わせ、営業先、異業種交流会、セミナーなどで、初対面の人と会う時のために、自分の価値を高められる素敵な名刺を用意しておきましょう。
和紙・和柄の和名刺の専門店「博多広告社」では、フリーランスの方の名刺作りもお手伝いしています。フリーランスの皆さんのスキルや魅力をしっかり伝えられる名刺を作成するために、最適なデザイン・印刷方法・用紙などをご提案いたします。
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