和風名刺に最適「ナチュラルカラー」の人気用紙を徹底解説
名刺作成でよく選ばれる用紙はホワイト系ですが、一口に「白」と言っても真っ白なものからクリームがかったものまでさまざまな種類があります。
今回は、お客様に人気の自然な色合いの用紙を集めました。色調をメインに手触りや印刷適性なども含めて徹底比較していきたいと思います。
ご紹介するのはこの5種類です▼
新・星物語マーガレット 180kg
マーメイド 絹 210kg
ハーフエア コットン 180kg *
新・北斎 210kg *
新バフン紙N きぬ 180kg *
【印刷費】片面3,850円/両面4,400円
*はそれぞれ+500円
外と選びづらい用紙の色。エクリュ(生成り色)やクリーム、アイボリー、ベージュなど、ナチュラルなカラーは呼び方も様々。探す際にお困りの方もいるのではないでしょうか。
色味の違いを完璧にお伝えするのは難しいのですが、同じ「黄み」の強い色でも少しずつ特徴が違います。カラーでお悩み方のご参考になれば幸いです。
目次
「エクリュ=生成り」って?「アイボリー」「オフホワイト」との違いは
エクリュとはフランス語で「生成り」という意味。ファッション用語として耳にしたこともあるかもしません。
生成りは、手を加えない「そのままの状態」のことで、天然素材――主に糸や生地などの漂白・染色前の状態に使用されます。
ですので、もともと統一された「生成り」の色は決まっておらず、黄みがかったカラーから茶に近い色までさまざまのようです。JIS色彩規格における「生成り色」は、「赤みを帯びた黄みの白」と定義されていす。
よく似た色にはアイボリーやオフホワイト、ベージュなどがあげられます。それぞれの意味や定義をまとめました。
色名 | 語源・語義 | JIS色彩規格の定義 | HEX |
---|---|---|---|
アイボリー (ivory) | 象牙 | 黄みのうすい灰色 | ■ DED5C0 |
オフホワイト (off white) | 白に近いが白ではない | ― | ■ FFF9EE |
ベージュ (beige) | 未染色の羊毛織物 | 明るい灰みの赤みを帯びた黄 | ■ BFAB90 |
エクリュ (仏:ecru) | 生成り | 赤みを帯びた黄みの白 | ■ EEE7E0 |
いかがでしょうか? それぞれ違いはありますが、厳密に使い分けている場面はそう多くない印象です。こうしてみると色名って奥が深いですね…!
名刺用紙を選ぶ際、わずかな違いを覚えて使い分ける必要はありません。用紙選びを失敗しにくくするための2つのポイントがこちらです。
- ナチュラルカラーの中でも、黄・赤・灰に寄った色など色調は様々だと覚えておく
- デザインに使っている色と紙の色を合わせると統一感が出てGOOD!
用紙をお探しの際は、なるべく白に近い色がいいのか、黄みがかったくすみ感なのか、ちょっと赤に寄っているのか、灰色のイメージなのか……などを伝えると齟齬が少なくなりそうです。
また、名刺のデザインが決まっている場合は、そのデザインに多く使用している色調に紙色を合わせるのがおすすめ。全体に統一感が出るのでお洒落な印象になります。
名刺用紙にナチュラルカラーを選ぶメリット・デメリット
会社やサービスの顔となる名刺。「もっと印象に残るものにしたい」「イメージに沿った名刺にしたい」といった方も多いはずです。
そのためにはデザインにこだわることも大切ですが、用紙の選び方も実はとても重要。ナチュラルな色味を選ぶ時のメリットとデメリットをご紹介します。
◎落ち着きのあるイメージにぴったり
白色度の低いナチュラルカラーを使用すると、和紙のようなあたたかい雰囲気になり、和のデザインをより引き立てることができます。
気取らなさ、親しみやすさ、素朴さなど、お渡しする相手との距離がぐっと近づくような名刺になるのもポイントです。
▲発色はくすみやすいので注意
名刺に写真やイラスト、会社のロゴマークなどを使用する場合は、色を鮮明に表現することのできる白色度の高い用紙が向いています。特に会社のロゴに関しては、比較的正確なカラー出力が求められます。
今回ご紹介している用紙は表面に加工を行っておらず、紙自体にも色がついているため、鮮やかな発色は期待できません。
白色度の高い用紙に比べるとくすんだ印象になってしまいますが、このくすんだ発色が和の雰囲気にマッチします。
デザインが不安な方はオペレーターにお気軽にお問い合わせください。
おすすめのナチュラル用紙3選-それぞれのポイントは?
スタッフ独自評価
色調の違いはもちろんですが、手触りや印刷適性もそれぞれ。ぬくもりのあるカラーの中でも仕上がりの雰囲気は結構変わるのが用紙選びの面白いところ。厚みや凸凹感、印刷適性、紙の模様などからも吟味してみてください。
ギャラリー
まとめ:ナチュラルカラー用紙の選び方
ナチュラルカラーの用紙は、和風のデザインや温かみのある印象を出したい場合に適しています。一方で、用紙の色がデザインに及ぼす影響を考慮することも重要です。
白に近く「真っ白過ぎない」という意味でのナチュラルカラーがいいのか、生成り色など若干彩度が増す色味がいいのか、しっかりとイメージを固めておくといいでしょう。
用紙や印刷に関して、実際の色合いは画面越しでお伝えするのが難しいところ。ぜひサンプルをお手にとってご確認していただきたいです。
料金表・注文
【料金表】
用紙 | 片面印刷 | 両面印刷 |
---|---|---|
新・星物語 マーガレット | 3,850円 | 4,400円 |
マーメイド 絹 | 3,850円 | 4,400円 |
ハーフエア コットン | 4,400円 | 4,950円 |
新・北斎 | 4,400円 | 4,950円 |
新バフン紙N きぬ | 4,400円 | 4,950円 |
【納期】
詳しい納期については「納品の流れ・納期について」をご覧ください。
通常納期 | (入金あるいはデータ確定より)3営業日後の発送 |
特急納期 | (入金あるいはデータ確定より)翌日発送 ※追加料金が発生します。 |
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